4.16. システムのパーティション設定

自動パーティション設定を選んでいて 確認 を選択していない場合は、項4.18 に進んでください。

自動パーティション設定を選んでいて 確認 を選択している場合は、現在のパーティション設定を承認するか ( をクリックする)、または手動のパーティション設定ツール、 Disk Druid を使用して設定を編集することもできます。

手動でパーティション設定を行なう選択をした場合には、Red Hat Enterprise Linux をインストールする場所をインストールプログラムに指示する必要があります。これを行なうには、Red Hat Enterprise Linux がインストールされる 1 つまたは複数のディスクパーティションにマウントポイントを定義します。また、この時にパーティションの作成/削除が必要になるかもしれません。

注記注記
 

どのようにパーティションの設定をするかまだ計画していない場合は、付録D 及び 項4.16.4 を参照してください。最低でも、適切なサイズの root パーティション、及びシステムの RAM 容量の 2 倍の大きさの swap パーティションが必要です。Itanium システムのユーザーは、タイプ FAT(VFAT) で約 100 MB の /boot/efi/ パーティション、少くとも 512 MB の swap パーティション、適切なサイズの root (/) パーティションが必要です。

図 4-11. Disk Druid を使用して、x86、AMD64、Intel® EM64T のシステム上にパーティションを設定する

図 4-12. Disk Druid を使用して、Itanium システム上のパーティションを設定する

インストールプログラムによって使用されるパーティション設定ツールが Disk Druid です。よほど難解な状況を除いて、Disk Druid は典型的なインストールのパーティション設定要件に対応できます。

4.16.1. ハードドライブのグラフィカルな表示

Disk Druid では、ご使用のハードドライブをグラフィカルな表示で見ることができます。

マウスを使って、グラフィック表示の特定フィールドを一度クリックして強調表示します。ダブルクリックで既存パーティションの編集 、または既存の空き領域からパーティションの作成をします。

表示画面では、ドライブ名 (/dev/hda など)、Geom (ハードディスクのジオメトリを示し、ハードディスクからの報告によるシリンダ、ヘッド、セクタを示す 3 つの数字から構成される)、インストールプログラムで検出されたハードドライブの Model を確認することができます。

4.16.2. Disk Druid のボタン

これらのボタンで Disk Druid の動作をコントロールします。パーティションの属性を変更したり(例えば、ファイルシステムのタイプやマウントポイント)、RAID デバイスを作成するのに使用します。この画面上のボタンは、実行した変更を承認したり、 Disk Druid を終了するのにも使用します。詳しい説明は、順番にそれぞれのボタンを見ると確認できます。

4.16.3. パーティションフィールド

パーティション階層の上には、作成しているパーティションについての情報が提示されるラベルがあります。これらのラベルは以下のように定義されています。

RAID デバイス/ LVM ボリュームグループメンバーを隠す: 作成された RAID デバイスまたは LVM ボリュームグループメンバーを表示したくない場合にこのオプションを選択します。

4.16.4. パーティション設定に関する推奨

特に必要がない限り、Itanium システムには以下のようなパーティションを作成することをおすすめします。

特に必要がない限り、x86、AMD64、Intel® EM64T のシステムには以下のようなパーティションを作成することをおすすめします

4.16.5. パーティションの追加

新たにパーティションを追加するには、新規 ボタンを選択します。ダイアログボックスが開きます (図4-13 を参照)。

注記注記
 

最低 1 つのパーティション をこのインストール専用に割り当てる必要があります。オプションとして複数割り当てても構いません。詳細については、付録D を参照してください。

図 4-13. 新規パーティションの作成

4.16.5.1. ファイルシステムのタイプ

Red Hat Enterprise Linux では、使用するファイルシステムに応じて種々のタイプのパーティションを作成できます。以下は使用できるファイルシステムと、その使用方法についての簡単な説明です。

  • ext2 — ext2 ファイルシステムは標準の Unix ファイルタイプをサポートします(通常ファイル、ディレクトリ、シンボリックリンクなど)。このファイルシステムは最大 255 文字までの長いファイル名を割り当てることができます。

  • ext3 — ext3 ファイルシステムは ext2 ファイルシステムをベースにしていますが、重要な機能がひとつ追加されています — ジャーナリング。ジャーナリングファイルシステムを使用すると、ファイルシステムを fsck [1]する必要がないため、クラッシュ後のファイルシステムの回復に要する時間を短縮します。ext3 ファイルシステムはデフォルトで選択されており、このファイルシステムの使用を強くおすすめします。

  • 物理ボリューム (LVM) — 1 つ以上の物理ボリューム (LVM)パーティションを作ると、LVM 論理ボリュームを作成できます。LVM は複数の物理ディスクを使用する場合にパフォーマンスを向上させることができます。LVM に関する詳細は、Red Hat Enterprise Linux システム管理ガイド を参照してください。

  • ソフトウェア RAID — 2 つ以上のソフトウェア RAID パーティションを作成することによって、RAID デバイスを作成することができます。RAID についての詳細情報は、Red Hat Enterprise Linux システム管理ガイドRAID (Redundant Array of Independent Disks) の章を参照してください。

  • swap — swap パーティションは仮想メモリをサポートするために使用されます。つまり、処理中のデータを保存するために必要なメモリが足りないときに、そのデータは swap パーティション領域へ書き込まれます。詳細は Red Hat Enterprise Linux システム管理ガイド を参照して下さい。

  • vfat — VFAT ファイルシステムとは、FAT ファイルシステム上にある Microsoft Windows の長いファイル名と互換性がある Linux ファイルシステムのことです。Itanuim システムにある/boot/efi/ パーティションには、このファイルシステムを使わなければなりません。

4.16.6. パーティションの編集

パーティションを編集するには、編集 ボタンを選択するか、またはそのパーティションの上でダブルクリックします。

注記注記
 

ハードディスク上にすでにパーティションが存在する場合は、パーティションのマウントポイントを変更することしかできません。他の変更をしたい場合は、一度パーティションを削除して、再構成する必要があります。

4.16.7. パーティションの削除

パーティションを削除するには、パーティション セクションでそのパーティションを強調表示してから 削除 ボタンをクリックします。再度、削除の確認が求められます。

x86、AMD64、Intel® EM64T のシステムについての詳細なインストール手順は、項4.17 へ進んでください。

Itanium システム用の次のインストール手順は、項4.18 へ進んでください。

注記

[1]

fsck アプリケーションは、ファイルシステムのメタデータの整合性を検査し、また、オプションで 1 つまたは複数の Linux ファイルシステムを修復するのに使用します。