付録 B. Red Hat Enterprise Linux を削除する

Red Hat Enterprise Linux を x86 ベースのシステムからアンインストールするには、マスターブートレコード(MBR)から Red Hat Enterprise Linux のブートローダ情報を削除しなければなりません。

注記注記
 

万一、すべてのデータを紛失してしまった場合に後悔しないよう、システムに保存しているデータはすべてバックアップをとっておいた方が良いでしょう。

DOS や Windows では、Windows fdisk ユーティリティを使用して、記述のない フラッグ /mbr の付いた新しい MBR を作成します。これは MBR がプライマリ DOS パーティションを起動するよう書き直す だけ です。コマンドは次のようにします。

fdisk /mbr

ハードディスクから Linux を削除する必要があり、これをデフォルトの DOS (Windows) fdisk で実行しようとした場合、パーティションは存在しているがそのパーティションは存在していない という問題に遭遇します。DOS 以外のパーティションを削除する最善の方法は、DOS 以外のパーティションを理解するツールを使用することです。

これを行うには、Red Hat Enterprise Linux CD #1 を挿入してシステムをブートします。CD からブートすると、ブートプロンプトが表示されます。そのブートプロンプトで、linux rescue と入力します。レスキューモードプログラムが起動します。

キーボードと言語の設定のプロンプトが出てきます。Red Hat Enterprise Linux のインストール中に設定するのと同じ様に値を入力します。

次に、プログラムがレスキュー用 Red Hat Enterprise Linux インストールを検索開始する画面が表示されます。この画面では、スキップ を選択します。

スキップ を選択したら、コマンドプロンプトが現れ、削除したいパーティションにアクセスできるようになります。

まず、list-harddrives コマンドを入力します。このコマンドはインストールプログラムで認識できるシステム内のハードドライブをすべて表示し、そのサイズをメガバイトで表示します。

警告警告
 

目的の Red Hat Enterprise Linux パーティションだけを削除するように注意してください。他のパーティションを削除するとデータの損失、あるいはシステム環境の破損につながる可能性があります。

パーティションを削除するには、パーティション設定ユーティリティ、parted を使用します。削除するパーティションが存在するデバイス、/dev/hdaparted をスタートします。

parted /dev/hda

print コマンドを使用して、現在のパーティションを表示し削除するパーティションのマイナー番号を決定します。

print

また、この print コマンドは、パーティションタイプ (linux-swap、ext2、ext3 など)も表示します。パーティションタイプが分かれば、そのパーティションを削除すべきかどうかを決定するのに役に立ちます。

rm コマンドでパーティションを削除します。例えば、マイナー番号 3 のパーティションを削除するのは以下のコマンドです。

rm 3    

重要重要
 

変更は、[Enter] を押した時点で反映されるので、実行する前にコマンドをもう一度確認してください。

パーティション削除の後は、print コマンドを使用してそれがパーティションテーブルから削除されたことを確認してください。

Linux パーティションを削除して、必要な変更がすべて終了したら、ここで quit コマンドをタイプして parted を終了します。

parted を終了すると、今度はブートプロンプトで exit とタイプしてレスキューモードを終了し、インストールを継続するのではなく、システムの再起動をします。システムは自動的に再起動してきます。もし自動的に起動しない場合は、[Control]-[Alt]-[Delete] のキーの組合せを同時に押して再起動します。