D.3. インストール後の問題

D.3.1. リモートグラフィカルデスクトップと XDMCP

X Window システムをインストールしていて、グラフィカルログインマネージャで Red Hat Enterprise Linux システムにログインする場合は、X Display Manager Control Protocol (XDMCP) を使用可能します。このプロトコルでユーザーはいずれのX Window システム互換のクライアント(ネットワーク接続されているワークステーションや X ターミナルなど)からも遠隔からログインすることができるようになります。XDMCP を使ってリモートログインを使用可能にするには、vinano などのテキストエディタで Red Hat Enterprise Linux システムの /etc/X11/gdm/gdm-config ファイル内の次の行を編集します。

[xdmcp]

Enable=false

この行を Enable=true に編集して、ファイルを保存してからテキストエディタを終了します。ランレベル 5 に切り替えて X サーバーを起動します。

/sbin/init 5

クライアントマシンから、X を使ってリモート X セッションを開始します。例えば、

X :1 -query s390vm.example.com

コマンドが SDMCP を介してリモート X サーバーに接続し (s390vm.example.com にはリモート X サーバーの ホスト名を入れます)、クライアントシステムのディスプレイ :1 にリモートグラフィカルログイン画面を表示します(通常、[Ctrl]-[Alt]-[F8] のキーの組み合わせでアクセス可)。

また、nested X サーバーを使ってリモートデスクトップセッションにアクセスすることもできます。これは、現在の X セッション内にウィンドウとしてリモートデスクトップを開きます。Xnest でユーザーはローカル X セッション内に nested するリモートデスクトップを開くことができます。例えば、次のコマンドで Xnest を実行します。s390vm.example.com にはリモート X サーバーのホスト名を入れます。

Xnest :1 -query s390vm.example.com

D.3.2. ログイン時の問題

セットアップエージェント でユーザーアカウントを作成しなかった場合は、root としてログインして、root に割り当てているパスワードを入力します。

root のパスワードを思い出せない場合、システムを linux single としてブートします。

シングルユーザーモードでブートして、# プロンプトが出たら、 passwd root と入力します。これで root の新しいパスワードが入力できるようになります。この時点で、shutdown -r now と入力すると新しい root パスワードでシステムを再起動することができます。

ユーザーアカウントのパスワードを忘れた場合は、root として操作する必要があります。root になるには、su - と入力した後にプロンプトの要求に応じて root パスワードを入力します。次に passwd <username>と 入力して下さい。これで指定されたユーザーアカウントの新しいパスワードを入力し直すことがきます。

グラフィカルなログイン画面が出ない場合は、ハードウェアの互換性問題を確認してください。ハードウェアの互換性リスト は次のサイトにあります。

http://hardware.redhat.com/hcl/

D.3.3. プリンタが動作しない

プリンタの設定が分からない場合やプリンタを正常に動作するのに問題がある場合は、プリンタ設定ツール を使用して下さい。

シェルプロンプトで system-config-printer コマンドを入力して プリンタ設定ツール を起動します。root 以外で操作している場合は、継続するために root のパスワードが要求されます。

D.3.4. Apache-ベースの httpd サービス/Sendmail がスタートアップ時に止まる

Apache ベースの httpd サービス又は、Sendmail がスタートアップ時に止まる場合は、以下のラインが /etc/hosts ファイルの中にあるかどうか確認してください。

127.0.0.1  localhost.localdomain  localhost